「素晴らしい世界へ」

 

1.命

2.遠い世界に旅に出ようか

3.明星(新録)

4.こころ

 

2015.5.30 on sale

¥1000

 

セルフライナーノーツ

 藤慎太郎として初のスタジオレコーディング作品です。ソロとしての大きな個性として、弾き語り特有の「間」というものが上げられますが、クリックを使った通常のレコーディングではその「間」を表現するのがとても難しいことが判明。結果、ギターと歌を一回の演奏で録音する「一発録り」というレコーディング方法を選択しました。一発録りはミックス段階においてギターと歌の修正をするのが困難であり、それだけミスのない完璧な演奏をしなくてはいけません。レコーディングは予想以上に難航しましたが、無事にそれを乗り越え、ソロ作品「素晴らしい世界へ」は完成となりました。

 

「素晴らしい世界へ」全曲解説

1.命(2013)

 日本的な音楽が僕はとても好きなのですが、この「命」は沖縄テイストの曲を書いてみたいなあと思って作り始めました。歌詞は最初沖縄についての内容にしていたのですが、よくよく考えてみると、僕は全く沖縄に行ったことがないのでこれはまずいと思い書き直しました(笑)。相手のことを大切に想う、強い愛の歌です。

 

2.遠い世界に旅に出ようか(2015)

 ソロの代表曲を作るという決意のもと書いた曲です。この曲は最後"いつか君と夢みていた/素晴らしい世界へ"という言葉で終わります。最近になり、まだまだ若い僕よりも更に若い世代に触れ合うことが多くなりました。彼らが少しでも素敵な未来をイメージできるような世界に僕らはしていかねば。そう思っています。

 

3.明星(2010)

 明日を生きると書いて明星。その捉え方を教えてくださったのが、今作のデザインを担当してくださっているデザイナーさんでした。今を一生懸命に生きる。それもとても大切な事で忘れてはならないことだと思います。それでも僕は「明日」をいつも夢見て生きていきたい。そうやって、陽はまた昇っていくのでしょう。

 

4.こころ(2013)

 今作は旅をしているような曲が多いのですが、この「こころ」はその旅の無事を祈る側の曲です。人は誰でも色んな悩みを抱えつつこの世界を頑張って生きています。そしてその背中を見守ってくれて、想ってくれる誰かがきっといる。その言葉を叶えたくて、これからも歌い続けていきます。